公開日: |最終更新日時:
ここでは、業務用空気清浄機と家庭用空気清浄機の違い、および、業務用空気清浄機の機能や機種の選び方について詳しく解説しています。あわせて、業務用空気清浄機の主な機能や機種を選ぶときの主なポイントもまとめていますので、業務用空気清浄機の導入をお考えの担当者様は、ぜひ参考にしてください。
業務用空気清浄機と家庭用空気清浄機の主な違いを3点ほど見てみましょう。
業務用空気清浄機は、天井に埋め込んで設置するタイプや天井から吊り下げて設置するタイプが主流です。一方で家庭用空気清浄機は、床などに置いて設置するタイプが主流となります。
機種にもよりますが、家庭用空気清浄機に比べると、一般に業務用空気清浄機のほうがパワーは強めです。言い換えれば、業務用空気清浄機のほうが対応面積が広めということになります。
業務用空気清浄機の場合、メーカーなどの担当者が直接来訪してメンテナンスを行うことが一般的。一方で家庭用空気清浄機の場合は、ユーザー自身がマニュアルに従い、自分でメンテナンスをすることが一般的です。
なお、機能面のみに着目すれば、業務用と家庭用の空気清浄機に大きな違いはありません。そのため、設置場所に余裕があるならば、たとえパワーの弱い家庭用空気清浄機でも室内に複数台設置すれば、おおむね業務用空気清浄機と同じ働きが期待できると考えて良いでしょう。
業務用空気清浄機の主な機能を3点ほどご紹介します。
業務用空気清浄機には、室内の臭いをフィルターに吸着させる機能があります。そのため、臭いが気になる飲食店やペットショップ、スポーツジムなどでは広く業務用空気清浄機が導入されています。
業務用空気清浄機のフィルターには、目に見えにくい微細なほこりを吸着する機能もあります。室内のほこりが減れば、その分、掃除も楽になることでしょう。
機種にもよりますが、業務用空気清浄機の中には加湿機能が搭載されているタイプもあります。冬場などの乾燥する季節には活躍することでしょう。
以上の3点が業務用空気清浄機の主な機能となりますが、簡単に言えば「空気清浄機」という名の通り、空気をきれいにすること、お客さんや従業員の居心地の良い快適な空気を維持させることが、業務用空気清浄機の主な機能と考えておけば良いでしょう。
業務用空気清浄機の主な機能は上記の3点となりますが、一見、似たような設備に思える換気扇には、上記のような機能があまりありません。
換気扇の主な役割は、屋内の空気と外の空気を入れ替えること。言い換えれば、屋内の酸素量を増やすことが換気扇の主な役割となります。
一方で、一般的な空気清浄機には、屋内の酸素量を増やす役割は搭載されていません。
業務用空気清浄機を選ぶときの主なポイントを4点ほど見てみましょう。
業務用空気清浄機の設置タイプを大きく分けると、「天井埋め込みタイプ」「天井吊り下げタイプ」「床置きタイプ」の3種類があります。設置スペースに余裕がない場合には、「天井埋め込みタイプ」か「天井吊り下げタイプ」を選ぶと良いでしょう。見た目をすっきりさせたいならば「天井埋め込みタイプ」がおすすめです。
業務用空気清浄機の機種により、対応面積の広さが異なります。十分な機能性を発揮させるためには、使用する室内の広さに合った機種を選ぶことが大切です。
業務用空気清浄機は、機種によって得意分野があります。脱臭が得意な機種、ほこり除去が得意な機種、加湿が得意な機種などです。重視したい機能を検討し、目的に近い機種を選ぶようにしましょう。
導入担当者の考え方にもよりますが、なるべくならば、手入れに手間がかからない機種を選ぶようにしたいものです。メーカーの担当者が来訪して有料メンテナンスをしてくれる機種と、人件費をかけて専門外の自社スタッフがメンテナンスする機種とを比較し、コストパフォーマンスが良いと考えられるほうを選びましょう。
業務用空気清浄機と家庭用空気清浄機の違い、業務用空気清浄機の機能や機種の選び方について詳しく説明しました。
「忘れることができるのが、他の動物にはない人間の能力の一つ」と言われることがありますが、しかしながら人は「臭い」の記憶を忘れることができないと言われています。
「臭い」は、そのお店やオフィスを強く印象付ける大事な要素。かつ、業務用空気清浄機の大きなメリットの一つが脱臭作用。経営戦略や労務管理の視点からも、業務用空気清浄機の導入は大切なポイントの一つと考えておきましょう。
厚生労働省は、こまめな換気をして外気を入れ替えることに加えて、空気清浄機を導入する場合は、HEPAフィルタを搭載した、移動しやすい可搬式空気清浄機を、呼吸域に近接した場所に設置することを推奨しています。